【映画】『金メダル男』は特別じゃない人生を歩んでる僕らの話だったよ 感想/評価/レビュー


ウッチャンナンチャンのウッチャンが手掛ける3作目の映画『金メダル男』を見てきました~。なので映画の感想でもつらつらと。※ネタバレもありますのでご注意を。

あらすじ

小学校の頃のかけっこで1番になって金メダルをもらった秋田泉一はその時に感じた高揚感を忘れられずに、何にでも1番を目指す子供になりました。小学校の頃は何でも1番になり神童と呼ばれていましたが、周りとの中学から身体能力の差が如実になり1番を取ることができなくなり、たくさんの挫折を味わうことに。高校でもそれは続き、 泉一は自分だけの部活である「表現部」を作りました。そこで生徒たちから束の間、認められることになりますが、やはり挫折が。。そして東京に出てきて様々な人と出会い、様々な経験をして、おじさんになっても1番になる夢を捨てない泉一が遂に1番になったものとは。。。みたいな内容ですw

豪華な共演者がウリじゃないのかも

力を抜いて見るには丁度いい映画だと思います。くすっと笑えて、ちょっと涙ぐむこともありです。そして豪華な共演者が沢山います。きっとウッチャンの人柄に集まった人たちなんでしょうね。でも見るべきはそこじゃないのかも、、、と僕は見た後に少し思いました。

泉一の人生に関わってくる豪華な共演者は、自分の人生の中ですれ違ってき普通の人達だったのかもしれません。あ~自分にもこんな人がいたなあと映画を見ていて思いました。自分の夢をがむしゃらに追っている人、バイト先のかなり年上で人生のアドバイスをしてくれた人、一緒にバイトをしてた人、初めは仲が良かったのに何故か途中からあまり絡まなくなった人、いやな後輩、怖そうな先輩、なんかちょっと怪しい人、自分を騙した人、旅行先ですれ違った人、 憧れていた女の子、ちょっとしたことで話すことがなくなった女の子、急な知らせで死を知らされた人、地元に帰ったら会う友達、そして両親。豪華な共演者の皆さんに騙されちゃいけません。あれは自分たちの人生の中にいるごく普通の人達なのです。

誰もが泉一だったよね

そして泉一は小さいころに夢を持っていた自分だし、世の中の殆どの人達だなあと思いました。なりたいものになれる人なんてホントにごく一部だと思います。夢を諦めて家族のために汗水を流して働く人達、過去に夢を持っていたであろう人達。世の中のほとんどの人達が自分の夢をあきらめて普通の人生を歩むように、夢を諦めた泉一が送っていた普通の人生、そんな中で見た一つの風景。。。その風景がきっかけで泉一が夢を叶えることになるんです。1番を、金メダルを取るという夢を。

そして夢をかなえた後、子供の姿を見て、また別の1番を目指して頑張ろうとする泉一。自分も将来結婚して子供が生まれて、その子供の姿を見て、何かを始めよう、何かをまた頑張ろうと思う日が来るのかもしれない。そんな事をちょっと思った映画でした。

意外とお勧めですよ?

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